ベビーグッズの物々交換会「表参道シェアマ」開催レポート

自分で買ったり、他人から頂いたけど、赤ちゃんが大きくなってもう使えないけど、捨てられない・・・
そんな悩みを持ったママパパのためのベビーグッズ物々交換会、「表参道シェアマ for baby」を、4月15日(日)に開催しました。


■洋服をはじめ、おもちゃや離乳食セットなど様々なグッズが集まる

参加されたのは13家庭で、合計50点以上のグッズが集まりました。


洋服を中心に、だっこひも、お食事エプロン、離乳食セット、おしゃぶり、知育玩具、ぬいぐるみなど、バリエーション豊かなグッズを持ち寄って頂いたおかげで、みなさん交換が成立していました。

ベビーグッズはいくらモノが良くても、赤ちゃんがどんどん大きくなっていくことで、数回しか使わずお蔵入り、というモノや、友人や親戚からプレゼントされたグッズがかぶっていて、一度も使っていないというモノが幾つも出てきます。

「お下がり」に抵抗のある方は、そもそもこういったイベントにあまり関心がないと思いますが、今回のシェアマではまだ開封していないグッズが出品されたように、一度も使っていないグッズが集まるのが、ベビーグッズの特徴かも知れません。

当日は、交換会の他、ベビーマッサージやプロのカメラマンによる写真撮影サービス、離乳食の試食会も行い、それぞれに楽しんで頂けました。
初めての開催で至らぬ部分があったと思いますが、和やかな雰囲気でイベントを行うことができ、ご参加、ご協力頂いた皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。


■今後取り組みたい3つの課題

今後、本イベントを継続するにあたって、大きく3つのテーマに取り組んでいきたいと考えています。

(1)妊婦さんも参加できるようにしたい
(2)モノでつながるコミュニティづくり
(3)関われるプレイヤーを増やす


(1)は、イベントで出品されたグッズの中にセレモニードレスがあったのを見て、
これは確かに1~2回しか使わないなと思ったのと同時に、これを必要とする人は、これから子供を産む家庭だと反省しました。
(既に出産している家庭ではない)
今回のイベントでは「ベビーグッズの物々交換」としたため、まだベビーグッズを持っていたとしても、使っていない妊婦さんからすると、最もグッズを必要としているのに、参加のしようがありません。
なので、今後は妊婦さんでも参加できる方法を企画していきます。

(2)は、今回のイベントでは友達のママパパを誘っていらしゃった方が多かったため、
交換会でも友達同士の会話が中心になっていました。
せっかく0~3歳という近しい年齢の子供を持つ親が揃う場なので、
もう少し、仕事と育児の両立、夫婦間の育児家事の分担、子供に与えて良かったおもちゃ情報など、互いに気になるテーマについて話し合えるキッカケを提供していきたいと考えています。
同じ地域、同じ保育園というコミュニティとは異なる、
もう少しゆるやかな「モノを通じでつながる」コミュニティをつくっていきたいと思います。

(3)は、こうした赤ちゃん育て中の家庭に喜ばれる、必要とされるサービスを提供している個人、団体、企業の方々と、このイベントを共に続けていきたいという事です。
本イベント自体も、コドモノガタリ単体ではなく、ベビーグッズの物々交換サイトを運営する「triccco」さんと行いました。
合わせて、子どもの写真撮影サービスを行う「ふぉとすぺしゃる」さんにも参加頂きました。
次回以降は、洋服のコーディネート資格を持つ育休中のママと「ベビー服のコーディネート会」や、同じく育休中のネイリストのママによる「ネイル講座」などを企画しており、それぞれの経験や資格を活かすことのできる場所と機会をご提供していきたいと考えています。
(もちろん、パパによる活動、企画も歓迎です)

(1)に関する良きアイデア。
(3)について関心を持って下さる方がいらっしゃいましたら、コドモノガタリFacebookページのメッセージでお送り頂ければ幸甚です)




■モノとの関係を見直すキッカケに


最後に、このイベントで体現したかった事について補足と宣伝を。
シェアマでは、出品するグッズにまつわるエピソードや短いメッセージをタグに書いて頂き、出品したグッズに添えて頂きました。



こうしたメッセージを書くことにより、そのグッズを大事に使っていたことを思い出し、グッズに感謝すると同時に、(大げさに言うと)グッズとおわかれする気持ちの整理をつけて頂くことができると考えています。
この行為をアプリで行えるようにしたのが、我々の提供するiPhoneアプリ「コドモノガタリ」です。

下の写真は、自分が持っている、又は他人から贈られたグッズを管理する「モノゴコロ」機能。


ここで使った思い出を記録したいモノを選び、下の写真のように、そのモノを使っている写真を記録していくことができます。


こうして“モノに思い出をこめ”ることで、そのモノの価値と使った甲斐を高めていくことができます。
この行為を重ねていくことによって、モノを大事に使ったり、本当に必要なモノだけを買い、そうでないものはシェアをするといった、
モノと人との関係を見直すツールとしてお使い頂けると考えています。
リリースまでもう間もなく、という所まで来ておりますので、楽しみにお待ち下さいませ。

※iPhoneアプリ『コドモノガタリ』は、2012年11月30日にサービス停止しました。ご愛用ありがとうございました。 
今後も「写真」「子育て」をテーマにしたサービス開発を行って参りますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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