産後の夫婦のコミュニケーションについて

娘が2011年10月に生まれて以降、妻がずっと書き続けてきた育児日誌の紙面が尽きました。
実に167日分。


この育児日誌のおかげで、「産後の夫婦のコミュニケーション」が取れ、少しでも育児家事のサポートができたと思います。
育児日誌の終了を区切りに、「産後の夫婦のコミュニケーション」について考えた事と、私の取り組みを簡単にまとめまてみます。

■産後、夫婦のコミュニケーションを取るのは至難!

私はコドモノガタリを運営するための会社を起業し、「就業規則=私の思いのまま」状態のため、
13:00出社、17:00退社ができており、
一般的なサラリーマンの父親よりも育児に携わる時間が長いと思いますが、
単に育児に携わる時間が長いからといって、夫婦のコミュニケーションが取れるとは限らないということです。

実際に育児をしてみると、とにかく子どもの世話に追われっぱなしで、夫婦だけで落ち着いて会話する時間がまったく確保できません。

そのため、妻が娘と家にいて、今日一日どんな嬉しかったこと、大変なことがあったのかを話し合う機会が少なくなってしまい、よほど意識して
「今日、どうだった?」
と聞かない限り、夕食を食べさせて、沐浴させて、おっぱいあげて、お互い「バタン、キュウ」です。

こうした状況が続くと、妻が一日中子どもと一緒にいることの大変さを知る機会がないため、
「子どもと一緒にいるのなんて楽だ」と夫は思い込んでしまうかも知れません。
また、育児における喜びが共有されず、夫はとても損をすることでしょう。
(子どものちょっとした成長を知らずにいるのは本当にもったいない!)

大げさですが、育児(わが子)に対する情報格差が大きくなると、こんな危機を招くと思います
↓ ↓ ↓
「産後の夫婦、愛情保つには」@朝日新聞


■私たち夫婦のコミュニケーションを救った育児日誌

私たち夫婦が、ちょっとしたケンカはちょいちょいしながらも、
そんな状態にならずに済んだ大きな理由の一つが、前述の妻が書き続けてくれた育児日誌です。



この育児日誌には睡眠時間、おむつの取替えやおっぱいを上げた時間と回数を記録できる他、
その日の所感を書き残すスペースがあり、
そこに書かれた妻が娘と過ごした一日の嬉しかったこと、大変だったことを読むことで、
「明日はもうちょっと早く帰ろう」とか、「次はこんなおもちゃを買ってみよう」とか、
「こんな遊びをしてみよう」といったことを考え、実際に行うことができました。


とまぁ、妻への感謝と自慢を含みつつ、こうした方法が苦手な方もいると思います。
(そもそも、私自身父親ですが日記が苦手なので、自分が母親になった時、こうしたことを続ける地自信がありません。。。)

そこで、こうした育児における情報格差を解消する一手段として、コドモノガタリに夫婦のコミュニケーションを促す機能をつけることにしました。


■夫婦のコミュニケーションを促進する「ファミリー機能」

iPhoneアプリ『コドモノガタリ』は一般的なSNSと違い、夫婦で1つの日記(アルバム)を共有することができるようになっています。




夫婦で互いに写真を投稿したり、投稿した写真について夫婦でコメントをリアルタイムでやり取りすることができるため、夫が仕事で忙しく、なかなか顔を合わせる機会や会話する時間が少ない時でも、コミュニケーションを取ることができます。
(職場でスマホを見られないという方はスミマセン!) 


コドモノガタリに記録する写真とコメントは、許可しない限り誰からも閲覧されることはないので、
安心してプライベートな会話をすることも可能です。

育児の喜怒哀楽を夫婦間で共有することで、私たち夫婦における育児日誌のように、
夫の帰宅時間を少しでも早め、子どもへの関心、関与度合いが高まればとても嬉しいです。


※iPhoneアプリ『コドモノガタリ』は、2012年11月30日にサービス終了しました。ご愛用ありがとうございました。 
今後も「写真」「子育て」をテーマにしたサービス開発を行って参りますので、どうぞよろしくお願い申し上げます

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