幼児の文字習得方法について ~五十音順かテーマ別か?
幼児は私たちの知らぬ間に言葉を覚えていきますが、文字はいつ頃から、どのようにして習得していくのでしょうか?
今回、わが家にある五十音表やひらがなカードから考えたことがあったので、メモっておきたいと思います。
わが家には3種類のひらがなグッズがあります。
お風呂場に五十音表。
居間に2つのひらがなカード。
一つは妻が買ってきたリング式のもので、もう一つは知人から頂いたLeafのひらがなカード。
ある日、これらのアイテムを見比べてみてふと思ったのですが、
それぞれのひらがなの音にあたる事物を、各メーカーはどういった基準、理由で選んでいるのでしょうか?
我が家にあるカードを例にとると、
「さかな」、「さる」等の動物。
「もも」、「もち」等の食べ物。
「ふね」、「くるま」等の乗り物。
「ほん」、「めがね」等の道具といった名詞が多いです。
でも、どうして名詞ばかりなのでしょう?
「ねむい」とか「おいしい」といった形容詞や、
「ねる」とか「たべる」といった動詞があってもいいのではないでしょうか?
■子供の文字の教え方は「テーマ型」が良いのではないか。
こういう事を考えるようになったのは、mogcookのおさかなカードで娘が「ひらめ」というカードを見て、「ひらめっこしましょ~♪」と歌いだしたことから、幼児が言葉を習得していく過程には、『音』と『テーマ』の2種類があるのでは?と思ったのがキッカケです。
『音』は上述の「"ひらめ"」から「"にらめ"っこ」を連想していくような、耳から聞いて覚えるタイプ。
『テーマ』は「ママ」という言葉から、「パパ」「じいじ」「ばぁば」などを覚えていくような、特定の事物や心情などを起点にし、そこから関連する言葉を覚えていくタイプ。カテゴリーと言ってもよいかと思います。
(※参考:『子供は何歳からダジャレ言えるの?』)
五十音表であれば「あいうえお」の音順をベースにするのはごもっともですが、カード形式のものであれば、単なる「さる」「いえ」「ふね」「もち」といった名詞ではなく、テーマ型でまとめた単語カードがあって良いと思うのです。
テーマ型には「動物」や「乗り物」といったカテゴリー分類のものもありますが、ここではもっと子供の実生活に基づいたテーマを考えたいと思います。
手元にある単語カードから、「りんご」を例にテーマ型でどんな単語が存在するか“連想”してみましょう。
↓
『ナイフ(ほうちょう)』
↓
『もつ』
↓
『きる』
とまぁこんな感じで、
「りんご」→「ほうちょう」→「もつ」→「きる」→「たべる」→「おいしい」といった『物を食べる』というテーマでくくった単語カード群ができあがります。
カードを使用する対象年齢によることも。
イラストにする際に形容詞や動詞よりも名詞の方が簡単なことも。
テーマでくくろうとすると何をテーマにすればいいのか面倒なことも理解しますが、子どもの現実世界における心の動きにより近いのはこうしたテーマ型なのではないかと思います。
娘は間もなく2歳9か月を迎えようとしていますが、テーマ型の文字の覚え方を意識して接してみたいと思います。
以上、親バカが最前線からお伝えしました。
*追記(2017年10月5日)
子どもの文字の覚え方について、4歳になった娘の工夫を紹介します。
『「も」が書けるから、「し」も「じ」も書ける ~子どもが工夫する文字の覚え方』
今回、わが家にある五十音表やひらがなカードから考えたことがあったので、メモっておきたいと思います。
わが家には3種類のひらがなグッズがあります。
お風呂場に五十音表。
居間に2つのひらがなカード。
一つは妻が買ってきたリング式のもので、もう一つは知人から頂いたLeafのひらがなカード。
mogcookのおさかなカードもある。 |
ある日、これらのアイテムを見比べてみてふと思ったのですが、
それぞれのひらがなの音にあたる事物を、各メーカーはどういった基準、理由で選んでいるのでしょうか?
我が家にあるカードを例にとると、
「さかな」、「さる」等の動物。
「もも」、「もち」等の食べ物。
「ふね」、「くるま」等の乗り物。
「ほん」、「めがね」等の道具といった名詞が多いです。
でも、どうして名詞ばかりなのでしょう?
「ねむい」とか「おいしい」といった形容詞や、
「ねる」とか「たべる」といった動詞があってもいいのではないでしょうか?
■子供の文字の教え方は「テーマ型」が良いのではないか。
こういう事を考えるようになったのは、mogcookのおさかなカードで娘が「ひらめ」というカードを見て、「ひらめっこしましょ~♪」と歌いだしたことから、幼児が言葉を習得していく過程には、『音』と『テーマ』の2種類があるのでは?と思ったのがキッカケです。
『音』は上述の「"ひらめ"」から「"にらめ"っこ」を連想していくような、耳から聞いて覚えるタイプ。
『テーマ』は「ママ」という言葉から、「パパ」「じいじ」「ばぁば」などを覚えていくような、特定の事物や心情などを起点にし、そこから関連する言葉を覚えていくタイプ。カテゴリーと言ってもよいかと思います。
(※参考:『子供は何歳からダジャレ言えるの?』)
五十音表であれば「あいうえお」の音順をベースにするのはごもっともですが、カード形式のものであれば、単なる「さる」「いえ」「ふね」「もち」といった名詞ではなく、テーマ型でまとめた単語カードがあって良いと思うのです。
テーマ型には「動物」や「乗り物」といったカテゴリー分類のものもありますが、ここではもっと子供の実生活に基づいたテーマを考えたいと思います。
手元にある単語カードから、「りんご」を例にテーマ型でどんな単語が存在するか“連想”してみましょう。
↓
『ナイフ(ほうちょう)』
↓
『もつ』
↓
『きる』
とまぁこんな感じで、
「りんご」→「ほうちょう」→「もつ」→「きる」→「たべる」→「おいしい」といった『物を食べる』というテーマでくくった単語カード群ができあがります。
カードを使用する対象年齢によることも。
イラストにする際に形容詞や動詞よりも名詞の方が簡単なことも。
テーマでくくろうとすると何をテーマにすればいいのか面倒なことも理解しますが、子どもの現実世界における心の動きにより近いのはこうしたテーマ型なのではないかと思います。
娘は間もなく2歳9か月を迎えようとしていますが、テーマ型の文字の覚え方を意識して接してみたいと思います。
以上、親バカが最前線からお伝えしました。
*追記(2017年10月5日)
子どもの文字の覚え方について、4歳になった娘の工夫を紹介します。
『「も」が書けるから、「し」も「じ」も書ける ~子どもが工夫する文字の覚え方』