目に見えない子どもの行動・理屈をどう「みる」か?

この夏、アーネ(5才)に折り畳み式のうすい子ども用布団を買いました。


アーネはそれをいたく気に入って、寝床だけでなく居間の床に広げてママゴトやゴロゴロするのにしょっちゅう使っています。

ある日、その布団を居間に敷き、アーネと二人でぬいぐるみ等をつかってママゴトをした後、一度布団を片付け、二人でソファに座って本を読み始めました。
その後、風呂に入っていたジージョ(1才)が出てきて、私がジージョの体を拭き終わり、風呂上がりの牛乳をジージョに渡して牛乳を冷蔵庫に戻して台所のこまごまとした片づけをしておりましたら、先ほど片付けた布団がソファの上にしいてあり、そこにジージョが牛乳をこぼしてしまい、アーネが泣いておりました。

こういう感じで敷いてあった

私はイラッとして、「さっきかたづけた布団を、また出すからや」と言ってしまったのですが、アーネが、

「さっきまでソファでパパと本を読んでいたので、ソファが熱かった。だから布団を出したのだ」

ということを、ベソをかきながら答えるのを聞いて、「しまった!やってしまった・・・」と思い、「なんで布団だしたん?」と聞けば良かったと、いたく反省したのです。

子どもには子どもなりの理由があります。
大人からしたら不合理だったり、非効率だったり、一見意味が解らないようなことにも、子どもなりの理屈があります。
今回の布団の一件は、私がジージョの体をふいている間、アーネが布団を出すところを見ておらず、アーネに布団を出す意図を確認できていれば起こらなかったかも知れません。

しかし、親が子どもの行動を常に目視することなど不可能です。
大事なのは、
「子どもを見ていない時に、子どもが行っていることに対し、いかに思いを致すことができるか?」
「見えない意図をどう汲み取るか?」
といことかと思います。

これはけっこう難しいように思いますが、「子どもには子どもなりの理由がある」ということを脳みそに刻んでおくだけでも、子どもがやっちまったことに対して反射的に怒ったりイラッとしたりすることが減るんじゃないかと思いますが・・・、まだよくわかりません。

あと、こういう修養をしておけば、大人になってチームリーダーや管理職になった時、メンバーや部下への対応にも活きてくるように思う次第であります。

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