夫婦のパートナーシップとコミュニケーション
■いよいよ、夫婦のパートナーシップが問われる時期に差し掛かる
先日、娘が生後10ヶ月を迎えました。
ここ数ヶ月の娘の成長は日進月歩で、「這えば立て、立てば歩めの親心」というよりは、もう少しゆっくり成長してくれればいいのに、と思ってしまいます。
そんな親の気持ちに遠慮せず、娘がどんどん成長していくに従い、私たち夫婦が考え、乗り越えねばならない問題もまた増えてきました。
寝相がひどい娘のための新しいベッドや布団の購入とそのレイアウトや、妻の仕事復帰のための保育園申請や、送り迎えのための夫婦のシフト組み、どたどた動き回るようになった娘のために、引越しか家買うか等、次から次へと降りかかってきます。
これまで経験したことのない問題を乗り越えていくために大切なのは、育児生活における夫婦間のコミュニケーションと、夫婦お互いの生き方、働き方に関する希望や、その価値観のすり合わせと理解の上に成り立つ、夫婦のパートナーシップであろうとずっと考えていました。
(※詳しくはこちらの記事をどうぞ→『産後の夫婦のコミュニケーションについて』)
しかし、今回、幾日もまともに会話をしないケンカをやらかしてしまい、パートナーシップなど望みようのない、コミュニケーション不全の状態になってしまったのです。
■夫婦のパートナーシップとコミュニケーションの関係
コドモノガタリ(※私が運営していた子育て情報共有アプリ。2012年11月に終了しました)には、我が子の成長に関する情報共有(夫婦間の我が子に関する情報格差の解消)を目的にした、夫婦でタイムラインを共有するファミリー機能があります。これは、育児においては夫婦間のコミュニケーションが必要であるという、私の実際の育児生活から生まれた機能です。
(※詳しくはこちらの記事をどうぞ→『産後の夫婦のコミュニケーションについて』)
ところで、夫婦間の「パートナーシップ」と「コミュニケーション」とは、いったいどういう関係なんでしょうか?
産前産後の女性に向けた、産前産後のボディケア&フィットネスプログラムを展開されているNPO法人マドレボニータさんも、パートナーシップは夫婦間はもちろん、子どもの成長にも大きな影響を与えるものとして、パートナーシップの啓蒙活動や調査、著作を行なわれています。(ちなみに、私は「夫婦パートナーシップ」という言葉を、マドレボニータさんの『産後白書』で知りました。『産後白書3』は特に男性におススメです)
それぞれの言葉の意味を調べてみれば、
パートナーシップとは、「協力関係、共同、提携」。
コミュニケーションとは、「表情やメディア(言葉など)を通じて情報を共有すること。情報を、発し合い、受け取り合いする交わり」
と、あるように、良好なパートナーシップを築くために、豊かなコミュニケーションが必要と考えて良いのではないでしょうか。コミュニケーション取れずして、いわんやパートナーシップなど!といったものです。
■二人を救ったスポンジ
口もききたくないようなケンカをし、コミュニケーションが取れなくなったことで、一番困ったのが家事炊事です。
メールも電話もしたくないので、これまで行なっていた、「もうすぐ帰ります」「帰宅は20時頃なので夕飯は先に食べて」といった連絡はもちろん、洗濯、掃除、食器の洗い物もこれまでは声をかけあって行なっていたのが、無言でやり始めるものですから、どちらが先に行なうかがわからない。で、お互い様子をうかがいながら、先に始めるのですが、口をききたくないので、「ありがとう」も言えない。
特に困ったのが風呂掃除です。
いつもは私が仕事で家にいない間に妻が掃除してくれているため、私が夜帰宅する頃には浴槽はかわき、後はお湯をはれば良いだけになっています。しかし、くどいですが今回口をききたくないケンカをしたため、間違いなく風呂掃除をしたかどうかに確信が持てず、お湯をはる時にその事を確認できない訳です。そうすると、私は念のため風呂掃除をせねばならず、本当は掃除をすませている妻からすれば、これほど腹立たしいことはなかったでしょう。
こうして、お互いムシャクシャモヤモヤした気持ちを抱えていた風呂掃除問題ですが、妻のちょっとした工夫でこの問題は解決されたのです。
その工夫がこちら↓
すると、なんということでしょう!
このスポンジがあるお陰で、掃除を済ませたということが伝わってくるではありませんか!
■コミュニケーションは作れる!
このコミュニケーションサインは私に一つの示唆を与えてくれました。
それは、コミュニケーションは気合と根性で乗り切るだけではなく、ちょっとした工夫で図ることができるものだという事です。
風呂掃除をしたら蛇口にスポンジを置く。
風呂桶を洗ったら裏返しにしておいて置く。
マグマグが消毒済みだったら、蓋を裏返しにしておく。
オムツの補充が必要だったら、オムツ入れのカゴの蓋を開けておく等々。
こうしたコミュニケーションサインを予め決めておけば、いざ口もきかないケンカをした時でもコミュニケーション不全に陥らず、普段どおり家事することができ、そのうちケンカも収まることでしょう。
(※但し、コミュニケーション不全に陥らないゆえに、口をきかぬまま生活できてしまっては本末転倒なので、この間に仲直りしてください)
日々、仕事でへとへとになって帰ってくる夫。一日中赤ちゃんと一緒でくたくたの妻。
幸せだけれどたいへんな育児生活においては、会話を交わすことも億劫な時があります。何気ない一言や行動にカチンとくることもあります。そうした時に、こうしたコミュニケーションサインは夫婦のコミュニケーションの一助になると思いました。
ちなみに、このサインは夫婦で決めたもの(共通理解のあるモノ)にしておかねばなりません。お茶がなくなったからといって、決め手もいない「ヤカンの蓋をひっくり返してティーバックを置く」サインを作っても、パートナーからすれば、
「何これ、やっといてって意味!?o(`Д´#)」
と却って逆効果ですから。。
先日、娘が生後10ヶ月を迎えました。
ここ数ヶ月の娘の成長は日進月歩で、「這えば立て、立てば歩めの親心」というよりは、もう少しゆっくり成長してくれればいいのに、と思ってしまいます。
そんな親の気持ちに遠慮せず、娘がどんどん成長していくに従い、私たち夫婦が考え、乗り越えねばならない問題もまた増えてきました。
寝相がひどい娘のための新しいベッドや布団の購入とそのレイアウトや、妻の仕事復帰のための保育園申請や、送り迎えのための夫婦のシフト組み、どたどた動き回るようになった娘のために、引越しか家買うか等、次から次へと降りかかってきます。
これまで経験したことのない問題を乗り越えていくために大切なのは、育児生活における夫婦間のコミュニケーションと、夫婦お互いの生き方、働き方に関する希望や、その価値観のすり合わせと理解の上に成り立つ、夫婦のパートナーシップであろうとずっと考えていました。
(※詳しくはこちらの記事をどうぞ→『産後の夫婦のコミュニケーションについて』)
しかし、今回、幾日もまともに会話をしないケンカをやらかしてしまい、パートナーシップなど望みようのない、コミュニケーション不全の状態になってしまったのです。
■夫婦のパートナーシップとコミュニケーションの関係
コドモノガタリ(※私が運営していた子育て情報共有アプリ。2012年11月に終了しました)には、我が子の成長に関する情報共有(夫婦間の我が子に関する情報格差の解消)を目的にした、夫婦でタイムラインを共有するファミリー機能があります。これは、育児においては夫婦間のコミュニケーションが必要であるという、私の実際の育児生活から生まれた機能です。
(※詳しくはこちらの記事をどうぞ→『産後の夫婦のコミュニケーションについて』)
ところで、夫婦間の「パートナーシップ」と「コミュニケーション」とは、いったいどういう関係なんでしょうか?
産前産後の女性に向けた、産前産後のボディケア&フィットネスプログラムを展開されているNPO法人マドレボニータさんも、パートナーシップは夫婦間はもちろん、子どもの成長にも大きな影響を与えるものとして、パートナーシップの啓蒙活動や調査、著作を行なわれています。(ちなみに、私は「夫婦パートナーシップ」という言葉を、マドレボニータさんの『産後白書』で知りました。『産後白書3』は特に男性におススメです)
それぞれの言葉の意味を調べてみれば、
パートナーシップとは、「協力関係、共同、提携」。
コミュニケーションとは、「表情やメディア(言葉など)を通じて情報を共有すること。情報を、発し合い、受け取り合いする交わり」
と、あるように、良好なパートナーシップを築くために、豊かなコミュニケーションが必要と考えて良いのではないでしょうか。コミュニケーション取れずして、いわんやパートナーシップなど!といったものです。
■二人を救ったスポンジ
口もききたくないようなケンカをし、コミュニケーションが取れなくなったことで、一番困ったのが家事炊事です。
メールも電話もしたくないので、これまで行なっていた、「もうすぐ帰ります」「帰宅は20時頃なので夕飯は先に食べて」といった連絡はもちろん、洗濯、掃除、食器の洗い物もこれまでは声をかけあって行なっていたのが、無言でやり始めるものですから、どちらが先に行なうかがわからない。で、お互い様子をうかがいながら、先に始めるのですが、口をききたくないので、「ありがとう」も言えない。
特に困ったのが風呂掃除です。
いつもは私が仕事で家にいない間に妻が掃除してくれているため、私が夜帰宅する頃には浴槽はかわき、後はお湯をはれば良いだけになっています。しかし、くどいですが今回口をききたくないケンカをしたため、間違いなく風呂掃除をしたかどうかに確信が持てず、お湯をはる時にその事を確認できない訳です。そうすると、私は念のため風呂掃除をせねばならず、本当は掃除をすませている妻からすれば、これほど腹立たしいことはなかったでしょう。
こうして、お互いムシャクシャモヤモヤした気持ちを抱えていた風呂掃除問題ですが、妻のちょっとした工夫でこの問題は解決されたのです。
その工夫がこちら↓
すると、なんということでしょう!
このスポンジがあるお陰で、掃除を済ませたということが伝わってくるではありませんか!
■コミュニケーションは作れる!
このコミュニケーションサインは私に一つの示唆を与えてくれました。
それは、コミュニケーションは気合と根性で乗り切るだけではなく、ちょっとした工夫で図ることができるものだという事です。
風呂掃除をしたら蛇口にスポンジを置く。
風呂桶を洗ったら裏返しにしておいて置く。
マグマグが消毒済みだったら、蓋を裏返しにしておく。
オムツの補充が必要だったら、オムツ入れのカゴの蓋を開けておく等々。
こうしたコミュニケーションサインを予め決めておけば、いざ口もきかないケンカをした時でもコミュニケーション不全に陥らず、普段どおり家事することができ、そのうちケンカも収まることでしょう。
(※但し、コミュニケーション不全に陥らないゆえに、口をきかぬまま生活できてしまっては本末転倒なので、この間に仲直りしてください)
日々、仕事でへとへとになって帰ってくる夫。一日中赤ちゃんと一緒でくたくたの妻。
幸せだけれどたいへんな育児生活においては、会話を交わすことも億劫な時があります。何気ない一言や行動にカチンとくることもあります。そうした時に、こうしたコミュニケーションサインは夫婦のコミュニケーションの一助になると思いました。
ちなみに、このサインは夫婦で決めたもの(共通理解のあるモノ)にしておかねばなりません。お茶がなくなったからといって、決め手もいない「ヤカンの蓋をひっくり返してティーバックを置く」サインを作っても、パートナーからすれば、
「何これ、やっといてって意味!?o(`Д´#)」
と却って逆効果ですから。。